2025/10/21
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100均で買える神アイテムで防音|静音テク完全ガイド

100均防音の考え方|「遮音・吸音・防振」を分けて組み合わせる
100均(ダイソー・セリア)でできる「防音」は、建材レベルの“完全防音”ではなく、生活音や響きの軽減=静音が現実解です。コツは役割を3つに分解すること。①遮音=音の通り道をふさぐ(すき間・薄い面の補強)、②吸音=室内の反射を減らす(硬い面の響きを抑える)、③防振=衝撃をクッションで弱める(足音・振動)。この3要素を、100均アイテムの得意分野に割り当てて組み合わせましょう。

ダイソー・セリアで買える“効く”定番アイテム
遮音寄り(すき間・面の補強)
- 隙間テープ/気密テープ:ドア・窓・引き戸の召し合わせや戸当たりに。音の漏れ道を直接ふさぐ効果が高い。
- アルミ断熱シート・窓用フィルム:薄いガラス面の響き・隙間風対策に。遮音そのものは限定的だが、気密向上で体感が上がる。
- コルクボード・EVAボード・厚紙ボード:薄い壁に直接貼るより、家具裏やドア面の“板鳴き”抑制に使うと効きやすい。
吸音寄り(響きを抑える)
- フェルトシート/フェルトボード:壁面の一次反射点(耳の高さの壁)に貼ると声の響きが減る。ピンや剥がせるテープで賃貸OK。
- 布製タペストリー/厚手ブランケット:面積を稼いで簡易吸音。カーテンレールや突っ張り棒で吊るして“余裕のヒダ”を作る。
防振寄り(振動・衝撃を弱める)
- ジョイントマット(EVA):床衝撃音の初期対策。歩行音・物の置き下ろし音をソフトに。
- 家具クッション/耐震ジェル:家電・スピーカー・家具脚の接地振動を減らす。
- すべり止めマット:ジョイントマットやラグの下に挟み二重クッション化。
※100均の薄物は「単体で劇的」は期待しすぎないのがコツ。複数を連携させると体感が伸びます。
目的別:賃貸でも“今すぐできる”対策レシピ
①会話音・テレビ音が壁から漏れる
- 壁面の一次反射点にフェルトシートをA3〜A2サイズで複数枚。高さは着座時の耳の位置を基準に。
- ドアの戸当たり・召し合わせに隙間テープを貼り、四辺の気密を上げる。
- テレビ裏の壁にコルクボードを数枚、数センチの空気層を残して設置(突っ張り棒+ワイヤーでもOK)。
ポイント
- フェルトは面積>厚みを優先。左右対称に貼ると違和感が少ない。
- 隙間テープは柔らかめを選び、開閉で剥がれない位置に細く連続させる。
②足音・椅子の移動音が階下に響く
- 床全面にジョイントマットを敷き、上から薄手ラグを重ねる(二重で防振)。
- 椅子・テーブル脚にフェルトクッションを貼る。キャスターはゴムキャスターに替えられるとベター。
- 洗濯機・冷蔵庫・スピーカーには耐震ジェル/防振ゴムを挟み、接地振動を断つ。
ポイント
- ジョイントマットはぴったり詰めて段差ゼロを目指す。継ぎ目はズレ防止に養生テープで裏止め。
- 重い家電は四隅均等に支持し、傾きで一点荷重にならないよう注意。
③窓・玄関からの外騒音が気になる
- サッシのパッキン劣化を確認し、足りない箇所へ隙間テープ。可動部の動きを妨げない幅を選ぶ。
- 窓面に断熱シートを貼り、カーテンは厚手+床までの長さでヒダ多めに掛ける。
- 玄関ドアは戸当たり側とポスト口の気密を重点対策。ポスト口は市販のポストカバー併用が効果的。
④PC配信・簡易録音の反響対策
- マイク正面と背面の壁にフェルトを貼り、机天板にはデスクマットで硬反射を減らす。
- 背面に布タペストリーを垂らし、左右に本棚を寄せて凹凸を作る。
- 床は小さめのラグ+すべり止めで足元の反射と振動を抑制。
効かせる貼り方・置き方|よくある失敗と回避策
- 失敗1:点で貼る…フェルトを数枚だけ貼るとムラが出やすい。帯状・面状に連続させ、一次反射エリアを覆う。
- 失敗2:隙間テープが干渉…厚すぎると閉まりが悪くなる。薄手から試して位置微調整を。
- 失敗3:ジョイントマットがずれる…端部にL字見切り(100均のコーナーガード等)を当てるとズレにくい。
- 失敗4:期待しすぎ…100均は“体感を底上げする補助”。低音や構造伝播は建材系(遮音シート・二重化)での対策が必要。
コストと効果の目安比較

| 目的 | 主なアイテム | 概算コスト | 導入難易度 | 体感効果 |
|---|---|---|---|---|
| 会話音の軽減 | 隙間テープ+フェルト | 1,000〜2,000円 | 低 | 小〜中 |
| 足音・衝撃音 | ジョイントマット+ラグ | 2,000〜4,000円 | 低 | 中 |
| 窓からの騒音 | 断熱シート+厚手カーテン | 1,000〜3,000円(カーテン既存前提) | 低 | 小〜中 |
| 配信の反響 | フェルト+布タペストリー | 1,000〜2,000円 | 低 | 中 |
※価格は100均主体での概算。店舗や時期で変動します。
作業手順テンプレート(コピペOK)
ドア・窓の隙間テープ
- 可動部を開閉して干渉位置を確認。
- 脱脂してから、テープを角で切らずに曲げて連続させる。
- 貼り直し前提で短めに仮貼り→本貼りの順に。
壁のフェルト貼り
- 耳の高さで一次反射ラインをマーキング。
- 剥がせる両面テープやピンで格子状に固定。
- 角は突き合わせにして段差をなくす。
床のジョイントマット
- 部屋中心から十字に敷いて基準を作る。
- 端は壁際でサイズカット、継ぎ目は裏から養生テープ。
- 上にラグを敷いて二重クッション化。
「100均+α」でワンランク上の静音
100均で“土台”を整えたら、必要に応じて建材系のプラスを検討しましょう。例えば壁なら遮音シート+石こうボード増し張り、床なら厚手の遮音シート+防振層。低音や構造伝播には質量(重さ)と連続性が効きます。詳しくは以下の関連記事が参考になります。
まとめ
100均の防音は「隙間の気密化(遮音)」「反射の抑制(吸音)」「衝撃の緩和(防振)」の3分割が勝ち筋。隙間テープ・フェルト・ジョイントマットなどを“面積と連続性”を意識して組み合わせれば、賃貸でも低コストで体感を底上げできます。足りない部分は建材系を段階的にプラスし、目的別に効かせていきましょう。
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