2026/01/09

住環境・環境音

横浜市内で住みたい街10選|騒音と防音で比較

横浜市内で住みたい街10選|騒音と防音で比較

センタビ屋|防音吸音材、インテリア、建材

横浜は「便利で華やか」な一方、駅前・幹線道路・観光地・イベント会場など、音の条件がエリアごとにガラッと変わります。だからこそ“住みたい”だけで決めると、入居後に「夜がうるさい」「電車が意外に響く」「窓から車の低音が入る」と後悔しがちです。

この記事では、横浜市内の人気エリアを10個に絞り、騒音の傾向物件選びで効く防音ポイント、さらに入居後すぐできる遮音・吸音・防振までまとめます。

横浜の街選びは「音の種類」で勝負が決まる

まず押さえるべき3つの音:遮音・吸音・防振で役割が違う

  • 空気音(人の声・車・電車):窓やドアのすき間から入る。主役は遮音(気密+質量)
  • 反響(部屋の響き・オンライン会議の聞き取りづらさ):硬い床・壁で増える。主役は吸音(反射を減らす)
  • 固体音(足音・椅子・振動):床や壁を伝わる。主役は防振(クッション・点支持)

街の騒音をゼロにするのは難しくても、音の入り口(窓・玄関・換気)住戸の位置(道路・線路・店舗との距離)を押さえれば、体感は大きく変わります。

「静かな街」ではなく「静かに住める場所」を探す

同じ駅名でも、駅前の大通り沿いと、一本入った住宅街では別世界です。音ストレスを減らすコツは、街ランキングより先に、次を見にいくこと。

  • 大通り・線路・繁華街・イベント施設から何m離れると落ち着くか
  • バルコニー側が道路/線路/商業施設に面していないか
  • 二重サッシ(内窓)や気密ドアなど、建物側のスペックでカバーできるか

横浜の「騒音源」4大パターンと、チェックの指標

幹線道路:低音(ゴーッ)が残りやすい

国道・環状道路・高速の出入口が近いエリアは、窓を閉めても低い走行音がじわっと入ることがあります。夜間の交通量、信号の加減速、バス路線の有無が体感差をつくります。

鉄道:線路の近さより「高架・カーブ・ポイント」が要注意

電車音は「近い=うるさい」だけではなく、高架・カーブ・分岐器(ポイント)付近で音が増えやすい傾向。内見時は窓を閉めて、電車が通るまで待つのが鉄則です。

商業地・観光地:深夜の声と店舗設備音(換気・搬入)が刺さる

飲食店の多い通りは、話し声・笑い声に加え、ダクト・室外機・搬入やゴミ出しの音が早朝深夜に出ます。駅徒歩の近さより、“どの通りに面しているか”が重要です。

航空機騒音:該当エリアは「時間帯」と「窓対策」が鍵

横浜市は、基地周辺の関係自治体とともに航空機騒音の解消を国等に要請している旨を公開しています。該当の可能性がある場合は、時間帯を変えて現地で確認し、窓の遮音を最優先に考えるのが現実解です。

行政情報も“トラブル回避の武器”になる

横浜市は騒音・振動に関する制度や相談先、資料をまとめて公開しています。住む前に「どんなルールで規制され、どこに相談できるか」を知っておくと、万一のときの動きが速くなります。

横浜市内で住みたい街10選(騒音と防音の視点)

1. 横浜駅周辺(西区)|便利さ最強。静かさは“番地選び”

騒音傾向:人・車・工事・駅アナウンスが重なりやすい/大通り沿いは低音が入りやすい

防音での狙い目:駅近でも、繁華街側を避け、住宅寄りの通り・中層以上・中住戸を狙う。窓の仕様(複層・二重サッシ)と玄関の気密を最重視。

入居後の一手:厚手カーテン+吸音(ラグ・吸音パネル)で室内の“響き”を抑えると、外音のストレスが下がりやすい。

2. みなとみらい・桜木町(西区/中区)|景観◎。イベント・工事音に注意

騒音傾向:観光客の声、週末イベント、再開発や工事、幹線道路の走行音

防音での狙い目:眺望重視でも、バルコニー正面が大通りに当たらない住戸を優先。タワー系は外音に強い一方、室内が反響しやすいので吸音を前提に。

入居後の一手:吸音パネルを“壁一面”ではなく、オンライン会議やテレビ位置の背面などポイント配置で効率化。

3. 元町・石川町(中区)|おしゃれ×落ち着き。観光動線を外せば静か

騒音傾向:週末の観光客、イベント時の混雑、商店街の営業時間帯のにぎわい

防音での狙い目:メインストリート沿いを外し、坂の上側・住宅寄りに寄せる。1階店舗の上は設備音の確認必須。

入居後の一手:玄関ドアすき間の簡易対策(すき間テープ等)+玄関マットで廊下側の音がやわらぐことも。

4. 関内・馬車道(中区)|都心感と利便。夜の音とイベント日を読む

騒音傾向:飲食店の夜間、球場・ライブ等のイベント日、車通りのある通りは深夜も音が残る

防音での狙い目:繁華街の“裏通り”でも、ゴミ集積所・搬入口・ダクト位置を現地で確認。寝室が道路側に来ない間取りが強い。

入居後の一手:寝室は吸音(厚手カーテン+ラグ)を優先し、就寝時の体感を底上げ。

5. 新横浜(港北区)|新幹線・アリーナの街。窓と方角で差が出る

騒音傾向:新幹線・在来線の通過音、イベント開催日の人流、幹線道路の交通音

防音での狙い目:線路・高架に正対する住戸は避け、角度をずらす。二重サッシや遮音性の高い窓を最優先。

入居後の一手:窓まわりに“すき間”があると一気に入るので、カーテンだけでなく気密(隙間対策)もセットで。

6. 日吉(港北区)|学生街の活気と住宅街の落ち着きが共存

騒音傾向:駅前は人の声が多め/裏手は静か。坂道や狭い道は車音より生活音が気になりやすい

防音での狙い目:駅前の導線から外れた住宅街側、かつ隣戸との接面が少ない配置(中住戸・角の選び方)を意識。

入居後の一手:上階・隣室の生活音が気になるなら、防振(ジョイントマット+ラグ)で床を先に固める。

7. 綱島(港北区)|住みやすさとにぎわい。大通り沿いを避けたい

騒音傾向:駅周辺は商店街のにぎわい/幹線道路沿いは走行音が入りやすい

防音での狙い目:駅徒歩だけで決めず、「どの通りに面しているか」を最重視。窓の遮音仕様が弱い物件だと差が出やすい。

入居後の一手:室内の反響が気になる場合は、吸音材(パネルやファブリック)を“壁の一部”から追加して体感を確かめる。

8. センター北・センター南(都筑区)|計画都市で暮らしやすい。道路音は点で見る

騒音傾向:幹線道路・バス通りの走行音/商業施設周辺は週末の人流と車出入り

防音での狙い目:大通りから一段奥まった住区、駐車場出入口の正面を避ける。ファミリー物件は床の衝撃音対策(上下関係)も重要。

入居後の一手:子どもの足音や椅子の引き音は、防振(厚手ラグ+下地マット)を最初に入れるとトラブル予防に効く。

9. たまプラーザ・あざみ野(青葉区)|落ち着きと利便のバランス。静音重視に向く

騒音傾向:駅前はにぎわい/住宅街は比較的落ち着きやすい。バス通りの近さで差が出る

防音での狙い目:静かさを最優先するなら、駅徒歩よりも住区の奥(通り抜け交通が少ない場所)を優先。窓性能より“立地で勝つ”選択がしやすい。

入居後の一手:テレワーク中心なら、吸音(背面の壁・床)を整えると声の聞き取りが改善しやすい。

10. 東戸塚(戸塚区)|生活利便が高い住宅地。線路と幹線の距離が鍵

騒音傾向:駅前は車と人が増える/線路・幹線道路に近いと外音が入りやすい

防音での狙い目:線路沿いは“距離+向き”で判断。内見では必ず窓を閉めて電車通過を待ち、低音の残り方を体感する。

入居後の一手:外音が気になる場合は、まず窓(気密+カーテン)→次に吸音(反響)→最後に壁の遮音、の順でコスパが出やすい。

比較表|10エリアの騒音リスクと、効かせる防音の優先順位

街・エリア主な騒音源リスク感物件選びのコツ入居後の対策(優先)
横浜駅周辺人流・車・工事通りの種類/窓性能/中層・中住戸窓の遮音+吸音(反響低減)
みなとみらい・桜木町イベント・道路中〜高大通り正面を避ける/眺望より向き吸音(反響)+窓の気密
元町・石川町観光客・店舗音メイン通り回避/設備音の位置確認玄関・換気のすき間対策+吸音
関内・馬車道夜間営業・イベント中〜高搬入口・ゴミ置場を避ける/寝室配置寝室の吸音+窓の遮音
新横浜鉄道・イベント線路に正対しない/二重サッシ優先窓の遮音(最優先)
日吉駅前の生活音駅前回避で静けさ確保しやすい床の防振+吸音
綱島商店街・幹線道路大通り沿いを避ける/通り名で判断窓の遮音+吸音
センター北・南道路・商業施設駐車場動線の正面回避/奥まった住区床の防振(子育て)+窓
たまプラーザ・あざみ野バス通り・駅前低〜中住宅街の奥で“立地で勝てる”吸音(テレワーク)
東戸塚鉄道・幹線道路距離+向き/電車通過を必ず体感窓の遮音→吸音→壁の順

内見で効く「騒音チェック」10項目と、すぐできる防音

内見チェック10項目(これだけは現地で)

  • 窓を閉めた状態で、外の音がどれだけ残るか(最低5分は耳を澄ます)
  • 電車・バス・救急車など“周期的な音”が来る時間帯に当たるか
  • バルコニー正面が大通り/線路/商業施設の駐車場になっていないか
  • 寝室の位置が道路側になっていないか(間取りの音設計)
  • 玄関ドアの気密(すき間・パッキン・廊下の反響)
  • 換気口(24時間換気)の位置と、外音の入りやすさ
  • 上階・隣室との接面(戸境壁が多いほど生活音リスクは上がる)
  • 床の感触(硬い直床っぽいか/二重床っぽいか)
  • 1階店舗や隣接店舗のダクト・室外機の位置
  • 朝・夜で周辺の音が変わりそうか(飲食街・通学路・幹線道路)

優先順位は「窓」→「床」→「壁」。吸音は“快適さ”を底上げ

防音対策はすき間を塞ぐ

外からの音は、ほとんどが窓やすき間から入ります。まずは窓の遮音(気密+空気層)を押さえ、次に床の防振(衝撃音)、最後に壁の遮音を検討すると、コストに対して体感が出やすいです。

すぐできる遮音(音を通しにくくする)

  • 厚手カーテン(可能なら“二重”)で窓まわりの体感を下げる
  • すき間テープで玄関・窓の“漏れ道”を塞ぐ(ただし換気は確保)
  • 走行音がつらい場合は、内窓(二重サッシ)や窓強化を検討

すぐできる吸音(響きを減らす)

  • ラグ・カーペットで床の反射を抑える(会話・動画の聞き取り改善にも)
  • 壁の一部に吸音パネルをポイント設置(会議デスク背面など)
  • 本棚・布製家具を壁際に置き、反射を分散させる

すぐできる防振(振動を伝えにくくする)

  • ジョイントマット+ラグで“衝撃”を受け止める
  • 椅子脚・家具脚に防振パッド
  • 洗濯機・スピーカーは防振マットで床への伝達を減らす

「基準」も知っておくと安心(目安の考え方)

騒音の基準は地域類型や時間帯で考え方が整理されています(昼間・夜間など)。ただし、鉄道や航空機などは別枠の扱いもあるため、“基準がある=静か”ではなく、現地の体感チェックとセットで使うのがコツです。

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まとめ

横浜の街選びは「人気」よりも、幹線道路・線路・繁華街・イベント施設など“音の条件”で快適さが大きく変わります。まずは窓・寝室位置・通りの種類を内見で確認し、対策は窓の遮音→床の防振→吸音で反響調整の順が効率的。10エリアの傾向を参考に、静かに住める番地を選びましょう。

センタビ屋|防音吸音材、インテリア、建材